広報誌・コラム
Public relations Magazine
[コラム]
開業して思うこと
要注意!開業支援のぼったくり
森田クリニック(大阪狭山市)
森田 美佳
将来開業をお考えの皆様に一言。今や開業支援産業は花盛りで、開業して2年経つ私の所にも未だに「開業支援セミナーご案内」の手紙が押し寄せております。
何故花盛りか?それはもちろん儲かるからです。勤務医、特に大学病院なんかに勤務している医師ははっきり言って超世間知らず。開業支援業者にとっては鴨ネギどころか鴨札束(?)。全て言いなり言い値で事が進む誠に美味しい存在です。
開業仲間の中には自分がぼったくられていた事に未だ気付かず、日々借金返済に邁進しているおめでたい方もちらほら。そこで私のぼったくられ経験を元に皆様に一言アドバイスを。
①卸業者には開業支援部門があり、そこに頼むと無料でマーケッティングリサーチをやってくれます。開業に必要な物品購入先の業者を紹介してくれるのですが…レントゲン、エコー、胃カメラなどの高価医療機器は必ず2社以上の業者で見積もりを取る事。競争相手が有ると断然値段が下がります。
②新聞の折込みチラシは自分で印刷して新聞社の支店に直接持ち込むと安上がりです。
③ホームページはあわてて作らなくても、ホームページビルダー等を駆使して自分でゆっくり作るか、地元の商工会に入れば無料でホームページを作成してくれる場合もあります。
④クリニックを自分で建てる場合、持ち込める備品は多少管理料を取られようと持ち込むほうが断然安上がりです。現像室や薬局の流し台は道具屋筋、診察室の手洗い台は量販店。例を挙げれば、点字ブロックが玄関前の階段等に義務付けられますが、某住宅メーカーでは1枚5,000円、外装業者を通して製造業者から購入すると1枚200円です。ただし前者は石、後者はコンクリートですが。
⑤封筒、レントゲン袋、診察券はアスクルでの購入がお勧めです。安くて早い。
⑥医師会の入会に関してはどの地域でも賛否両論です。ただし入会金は無利息分割払いOKです。どのくらい分割してくれるかは医師会によって違いますが、月賦で最長5年の例もあります。利用しない手はありません。
塵も積もれば数百万円!ご健闘をお祈りいたします。
[勤務医ニュースNo. 82:2008年4月15日号に掲載]