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広報誌・コラム
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開業して思うこと

多岐に渡る院長の仕事内容

今回は開業前後での仕事内容の変化について述べたいと思います。

ほとんどの皆さんがそうだと思いますが、開業前は病院等での勤務医をされていたと思います。

私も複数科がある大阪市内の病院で消化器内科の部長をやっておりました。病院での仕事としては診療・会議・当直等でした。

開業を決めてから実際の開業までわずか7カ月ほどしかなく、その間は病院勤務をしながら何人もの担当者との打ち合わせやスタッフの面接・電子カルテ等の使い方のレクチャー等を受けて多忙な毎日でした。

いざ開業してみると、予想していたこととはいえ診療以外の雑用が山のようにあります。唯一なくなったのが当直です。

仕事内容としては、毎月のレセプトチェックやレセプト請求、内服薬や注射薬・シリンジ・点滴セット等の診療に必要な物品の発注に加え、コピー用紙やトナー等の事務用品の発注、さらには洗剤やトイレットペーパー等の消耗品も発注しないといけません。

また、窓口支払い用の小銭への両替や銀行への入金、種々の振り込み、スタッフの勤怠管理・給与計算・給与振込に加え、医師会活動への参加等もあります。スタッフの管理として各々との面談、退職希望者が出た場合のハローワークや各種広告媒体への募集記事の掲載依頼や斡旋業者との打ち合わせ、応募があった際の面接・採用決定もしないといけません。

それに加えて集患対策も考える必要がありました。私のクリニックは高槻で、以前勤務していた病院からは移動に1時間以上かかるため、開業当初の患者数は非常に少なかったのです。ホームページは作成していたのですが、認知度を上げるために駅の改札周辺や市役所等の人の集まる場所への看板設置、バスや電車の車内放送や吊り広告、電柱への看板設置、電話帳やフリーペーパーへの広告掲載等全て自分で考えて集患を図りました。

さらには近くの病院と病診連携を取ったり、地域の研究会や勉強会に極力参加して、その場に参加されている先生方に名刺を配ってクリニックと自分の紹介をして回りました。

以上の仕事内容のほとんどは、事務長や社労士等を雇用すればしてくれるのですが、その分人件費がかかります。

開業当初は売り上げも少なく当然大赤字です。極力経費を減らすために自分でできる仕事は自分でするようにしていました。それは開業して9年目となった現在もほとんど変わりなく、任せているのは会計業務のみです。

今後はもう少し雑用を減らしていきたいと日々考えております。

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