勤務医担当副理事長あいさつ

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 大阪府保険医協会では、都市部での勤務医人口が開業医を大きく凌駕するようになった1989年(昭和63年)8月1日より、勤務医会員を募集するようになりました。保険診療における病院・勤務医の役割を重視して、開業医と力を併せてより良い保険医療を実現するためです。
 また勤務医の労働条件や、勤務の実態をより良いものにしていく、という方針も持っています。勤務医が安心して働くためには、医療事故賠償責任保険はエッセンシャルであると考え創設、勤務医の人生の各ステージで必要となってくる共済制度、保険を充実してきました。女性医師の労働条件改善のために、院内育児書の調査、アンケート、勤務医の労働実態調査と、それらの結果の詩誌へのパブリッシュ、また病院でのトラブル対策などに取り組んできました。
 そんななかで、福島大野病院事件を始めとする一連の警察権力の介入、各種裁判などにも積極的に支援、医師連盟などとも共同歩調を取って、ドクターズ・ラン、などの全国アピールに参加、「医療崩壊」を世に知らしめてきました。
 そのような情勢を受けて、国会では、まだまだ問題の多い医療事故調査委員会の設置が検討され、実施に移されようとしています。これからも勤務医の身の上に起こってくるテーマを取り上げ、取り組んでいきます。
 皆様の勤務医としての生活をサポートする大阪府保険医協会にぜひご入会ください。

勤務医担当副理事長 川﨑 美榮子