新しいライフスタイル

吹田市 伴医院
伴 貞興

 開業した当初は経営の事が一番の関心事で、ただひたすら経営や雇用の勉強をしていました。保険医協会の主催するセミナーにもよく通いました。
1年くらい経ってから、自分の健康を考えて、テニススクールに通いだしました。2年目くらいよりは、殆んど経験のなかった、年1回の海外旅行にも行くようにしました。最初に行ったニューヨークで、自分の英語がほとんど通用しない事がわかり、英会話もはじめました。
英会話やテニススクールは、勤務医時代には何等かの用事にて継続出来なかった事柄ですが、開業して自分の時間を自分で自由に使えるためでしょうか、不思議と今でも継続して楽しんでおります。
大阪はいろいろな勉強会が各地で行われておりますので、これらの会にも時々参加させていただいております。このような有意義な勉強が出来る会に出席する度に、大阪で開業したおかげだとありがたく感じています。
開業は、勤務医時代にやりたくて出来なかったことをするのには、とてもよい機会だと感じはじめております。また雇われの身では、上司に対する不平はなかなか言いにくかったものですが、開業してより“悪いことは悪い”と言える立場になったように思います。
勤務医時代には病院の中という、特殊な世界に住まいをなしていたためか、私の場合は非常に世界が狭かったように思います。保険制度等の事も、殆んど知らなかったのが現実です。
医師会や保険医協会等との繋がりを大切にし、もっと社会に参加して行こうと考えております。
開業を新しい人生の再スタートとして、医師として充実した毎日を送りたいと考えております。
みなさん、今後ともよろしくご指導ください。

[勤務医ニュースNo. 65:2005年2月25日号に掲載]